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155cmの家具学 #01 「低い椅子は、小柄な人だけのものじゃなかった。」
2026/07/14
身長155cmの私が「これはいい!」と思えた椅子。
身長が低い私が「これはいいな!」と思える椅子はそう多くありません。
市場に多いダイニングチェアの座面高は42〜43cm。
テーブルは70〜72cm。
以前お話ししたように、椅子選びで大切なのは足裏がきちんと床につくこと。
身長155cmの私にとっては、座面高37cmくらいになるとすんなり自然に座れるんですよね。
今まさに、この文章も座面高37cmの椅子に座って書いています。
北海道・匠工芸の「SPREAD」(スプレッド)

椅子の座面の高さ37cm テーブルの高さ62cm
低い椅子は、小柄な人だけのもの?
実際に、
- 身長175cm
- 身長172cm
- 身長162cm
- 身長155cm
それぞれが座ってみました。

172cm

162cm

155cn

175cm
写真を見比べると、ひとつ面白いことに気づきます。
身長155cmは、ようやく「ちょうどいい高さ」。
一方で身長の高い人はというと、
低い椅子でも意外と窮屈そうには見えません。
足を前へ投げ出したり、後ろへ引いたり。
ときにはあぐらをかいたり。
自分で座り方を変えながら、自然に高さを調整できているんです。
つまり、
高い人は低さに合わせられる。
でも、
低い人は高さに合わせるのが難しい。
これは椅子を選ぶうえで、意外と見落とされがちなポイントです。
もちろん、低ければ何でもいいわけではありません。
SPREADが心地いい理由は、座面と背もたれがとても広いこと。
下の写真のように、
少し斜めに座る。
片足を上げる。
あぐらをかく。
そんなふうに姿勢を自由に変えられる余裕があります。
寝返りと一緒で、長時間座ると必ず身体を動かしたくなりますよね、
その”動ける余裕”があることも、疲れにくさにつながっているように感じます。

斜めに向い斜めにあぐらが描けるほど、座面が広い。

低いので深くゆったり座ることができ、広く大きなRの背もたれがしかり受け止めます。

長時間座っていると体を動かしたくなりますよね。こんなラフな座り方もラク。足が床に着くから。
ダイニングなのに、リビングのように。
座面が低く、
背もたれは大きく身体を受け止める。
だから食事だけではなく、
本を読んだり。
手仕事をしたり。
コーヒーを飲みながらぼんやりしたり。
きっとパーソナルチェアとしてもかなりいい相棒になるはず。

家具だけじゃなく、部屋まで変わる。
SPREADシリーズは一般的なダイニングより5〜7cm低く設計されています。
結果、天井までのスペースが広がり、お部屋全体が広く感じられます。
ほんの数センチの違いですが、暮らしの印象は想像以上に変わります。

「標準」は、誰にとっての標準なんだろう。
身長155cmの私にとって、
37cmという座面高は特別ではなく”自然”でした。
一般的なサイズが合わないから我慢するのではなく、自分の身体に合う家具を選ぶ。
そんな選び方が、もっと当たり前になってもいいのかもしれません。
低座の椅子の中でも、特に自分に合っているSPREADは、そんなことを教えてくれた一脚です。